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Crowd Cheering

私たちについて

子ども達に寄り添い、できることから。

2020年、わたしたちの生活様式は一変し、コロナとともに先行き不透明な時代がやってきました。
休校措置により自宅学習が余儀なくされ、足りなくなった学習時間を補うために長期休暇の短縮、土曜日の登校、宿題量の増加など、子ども達の負担も増加しています。
子ども達が集まって楽しい時間を過ごせる機会も減少し、ストレスを抱えている子どもは少なくありません。

このような中、様々なオンライン学習ツールも登場し、オンライン授業、オンラインセミナー等も生活の一部となりってきました。GIGAスクール構想は前倒しの実施が決定され、2021年にも公立の小中学校において「ひとり1台タブレットの配布」が始まります。これは全国で、2023年までに完了する計画となっています。

 

このような時代に、私たちは子ども達のために何ができるだろう?

WOW KIDSは子ども達の笑顔を想像しながら、今できることを考え、一歩ずつ、歩みをすすめています。

”すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる(ボブ・ピアス)”

ミッションとビジョン

宿題を通して、子ども達に寄り添う

すべての子ども達が将来の希望を持って、笑顔で過ごしてほしい。

自分の価値を信じ、愛し愛される喜びを感じて生きてほしい。

それが私たちの価値観です。

WOW KIDSは、すべての子ども達が適切なサポートや仲間を得て、

自分らしい夢を描くことができる社会を目指しています。

​社会の現状

令和2年度の厚生労働白書によると、

  • 三世代世帯が40.7%から9.4%に減少

  • 共働き世帯は42.3%から66.2%に増加

  • 平均世帯数は2.33人に減少しました。

 

世帯構成は大きく変化し、

子どもが一人でおうち時間を過ごす機会も増えています。​

平成の30年間で家族を取り巻く状況は大きく変化しました。

 

地域・同僚・親戚とは形式的な付き合いが望ましいと考える割合は3割に上り、

「地縁、血縁、社縁」の弱まりも示されました。

 

 

 

ここから見えてくるのは、子どもを見守ってくれる、大人たちの減少です。

日本の子どもの貧困率は「7人に1人」と依然改善せず、世帯類型別では、

母子家庭など、大人1人で子どもを育てる世帯の貧困率は48.1%に上っています。

 

 

 

 

 

 

いじめ、不登校、学校や家庭の悩み、お友達との人間関係等、さまざまな問題を抱える子ども達。

しかし保護者の方もまた忙しく、社会から孤立しているケースも少なくありません。

個人情報保護のもとに、ますます外から見えにくくなっている子ども達の現状。

子ども達のSOSに気づける機会も失われています。

 

助けを求めない子ども達

人知れず寂しさや不安を抱えていても、お父さんやお母さんに心配をかけたくないと、笑顔で振るまう子ども達。

「大丈夫?」と聞いても「大丈夫」と答える。

自らSOSを発することはなく、虐待の状態にあっても家族を守ろうとすると言われます。

家庭・学校・地域と狭い世界で生きる子ども達。

しかしながら、子どもにとって家庭や学校が、必ずしも適切な環境であるとは限りません。

不安な気持ちを抱えていても、まわりに支援を求めることが難しい場合もあるでしょう。

 

金沢市の小学5年生に対する聞き取り調査(ひとり親家庭・相対的貧困家庭 金沢市2019年調査資料報告書)では、

50%以上の子どもが、「なんでも相談できる場所」があれば使ってみたいと回答し、

10%の子どもは「話せる相手がいない」と回答しています。

  • 保護者が帰宅するまで、夕方から夜の時間をひとりでお留守番

  • 家族で一緒に過ごす時間が少ない

  • 学習や生活のリズムが不規則:学習の遅れ、朝ごはんを食べずに登校

  • 塾などの学習の機会、旅行や体験などの校外学習の機会が少ない

  • 寂しさや孤独を感じるが、お父さんお母さんの悪口を言うようで、誰かに相談することはない

根本原因と対策

子どもを視点とした孤立の背景として、私たちは以下を考えています。

  • 子ども達は自分たちで助けを求めない

  • 個人情報保護のもと、家庭の問題が外からはわかりにくくなっている

  • 多様な子どもを支える支援システムが十分でない

  • 学校や学童、地域や行政の連携が不十分であり、子ども達を守る機能が十分果たせていない

「地縁、血縁、社縁」の弱まりの一方、ボランティア等によってつながる「新たな縁」や、

支え手・受け手といった枠を超え、支え合いながら暮らす「地域共生社会」の実践も拡がりつつあります

人口減少による地域社会の縮小が見込まれる中で、新たなつながり・支え合いを構築することが必要とされています。

 

このような背景のもと、近年子どもの居場所作りの取り組みも盛んになっており、

現在埼玉県では、各小学校区に1つの割合、県内で800カ所を目標に、

子どもの居場所作りを推進しています(子ども応援ネットワーク埼玉HPより)。

わーきっずが考えること

 

16時半には暗くなってしまう冬の夕方に、子ども一人で出かけていくのは、難しいこともあるでしょう。

地域のつながりがそのまま反映されるような所には、行きにくい子もいるはずです。

地方や雪深い地域に住んでいる子ども、近くに居場所がない子ども、体が不自由な子ども…

多様な背景の子ども達が、大勢いることと思います。

私たちは、このような子ども達に、オンラインが一つの有効なツールとなると考えています。

GIGAスクール構想によって、一人一台タブレットの時代がやってきました。

9割以上の自治体の公立小中学校では、2021年3月末までに端末配付が完了しています。

 

コロナでも、夕方の時間でも、一人のときも、ワンクリックで簡単に、地域を超えてお友達とつながれる。

そんな安心安全で楽しいオンラインの場所。

地域の活動とも連携し、適切に子ども達を支えられる場所。

それが私たちのチャレンジです。

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藤原 由佳理 (ふじわら ゆかり)

WOW KIDS わーきっずリーダー

 

私は祖父母と両親の3世代世帯で育ちました。専業主婦の母は古い地域になじめず、父は単身赴任で長期不在。自分が母を支えなければと、子どもながらに良い子を演じる自分がいました。

一方で、「自分は地域に縛られず、仕事も育児もあきらめない!」との強い思いも抱くようになりました。

 

しかしながら、現実はそんなに甘くなく…。育児、家事、仕事に追われる毎日に、いつしか疲弊するようになりました。

保育園のお迎えはいつも一番最後。

急いで帰り、夕食の支度をしながら娘の音読を聞き流す。

宿題おわったの!明日の支度はできたの!?なんできちんとできてないの!!

余裕がない毎日に子どもを怒鳴りつける日々…

 

「よき妻、よき母、よき女性」の画一的な価値観に縛られ、何もかも中途半端な自分を責め、いつのまにかネガティブな思考に陥っていました。

それでも私は、「良き妻、よき母、よき女性」の仮面を脱ぐことが出来ませんでした。

 

転職・離婚を経て、私は初めて

世界は広く、私を受け入れ、応援してくれる人がいることに気づきます。

「人は変われる。自分が気づき、求めさえすれば!」

貧困や孤立という大きな課題に対して何が出来るか。そんな私の青い問いに、弘前大学の李先生は「貧困問題の解決などできない」と、穏やかに、はっきりおっしゃいました。それでもそのとき、私には、自分の出来ることがやっとわかったような気がしたのです。

苦しんだからこそ見えた、自分自身が作っていた自分の壁。支えていてくれた人の存在。

私が気づき、目覚めたあの時のように。

自分たちも、誰かの、何かのきっかけになることは出来るかもしれない。

重い扉を押し開けたら 暗い道が続いてて

めげずに歩いたその先に 知らなかった世界

氷を散らす風すら 味方にもできるんだなあ

切り取られることのない 丸い大空の色を

優しいあの子にも教えたい

「優しいあの子」スピッツ、作詞作曲:草野正宗

自分で考え、自分で取り組む。みんながいるから、頑張れる。 わーきっず

略歴

埼玉県生まれ。不妊治療を経て12歳と5歳の2児の母。シングルマザーの困難な状況を目の当たりにし「自分にも何かできることがあるのでは」との思いから、NPO法人一新塾の門をたたく。2020年、仲間とともに「優しいあの子」プロジェクトを発足。WOW KIDS(わーきっず)開始。夕方時間のオンライン宿題会や地域・オンラインのイベントを開催。早稲田大学大学院卒。外資系製薬会社勤務(元研究職)。

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メンバー紹介

福元 愛(ふくもと あい)

WOW KIDS わーきっずメンバー

 

 

人生折返し。

振り返れば、山あり谷あり…。

 

途中、理解ある(…としておきます(^^;;)パートナーとめぐり合い、双子を含む3人(とも男子)の子育てと両立しながら、何とか21年間、大学職員として勤務しました。

大学では、特に教職はじめ学生支援関係や入試広報関係の業務に長く携わっていたこともあり、高校や中学校を中心とした教育関連の動きに目を向けている中で、徐々に中等教育以下の基礎的な段階の子どもたちの学びと環境などについて考えるようになりました。

 

2019年の夏、大きな転機が訪れて、大学は退職。

現在は、千葉県柏市でお仕事をしています。

 

地域や社会、多くの人々とのつながりの中で生かされている自分自身に改めて気がつき立ち止まった時、自分ができること、やるべきことは何か…と、考えるように。

特に、子育て世代や子どもたち、若年層を中心とした貧困や孤独孤立の問題に対して、何かできることはないか…と。

大きなことでなくても、身の丈に合った実践を続けていくことで、誰かにきっと伝わるはず。

わーきっずを通して、考えていけたら(!)と思います。

 

「わーきっず」は、「輪・環(わ)」と「絆(きずな)」から生まれました。

また、「Work(働きかける)」「kids(子どもたち)」に…といったニュアンスも含みます。

集う子どもたちひとりひとりにとって「自分」をみつめられる(みつけられる)場所、それぞれに心地よい居場所になれば…そう願っています。

 

 

略歴

千葉県柏市出身。大学生と小学生双子の3人の母。人生の折返しを迎え、これまでの経験を踏まえて、自分だからこそできることがあるのでは…明確にしたい(!)との思いから、NPO法人一新塾へ参加。2020年夏から、さいたま・柏・ヨロンを拠点とする仲間3人でWOW KIDS(わーきっず)をスタートさせる。オンラインから広がる地域に関わる取組を模索。東京学芸大学教育学部卒。21年間の大学職員を経て、2019年9月より柏市議会議員として活動。

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